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マテーラ

洞窟住居「サッシ」の町マテーラ

 イタリア南部のバジリカータ州にある町・マテーラ。

 洞窟住居「サッシ」が折り重なるように作られ、イタリアでも他に類を見ない、どこか物悲しいような、独特な景観を持つ世界遺産の町です。

 陽気な印象が強い南イタリアにおいて、多くが廃墟となっているサッシ街を、乾いた風が吹き抜けるあの雰囲気は、ここマテーラでしか味わえない、本当に特別なものだと思います。

 最近は、日本でも人気が高まってきて、人気観光地アルベロベッロと近いため、合わせて訪問するツアーが多いです。

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「サッシ」って何?

 マテーラは、グラヴィーナ渓谷という谷に面したガケに作られた町です。

 このガケは石灰質であるため掘りやすく、横向きに掘って、一説には先史時代から、洞窟型の住居が存在したとも言われています。

 中世には、修道士たちがこの洞窟に住みつきました。

 その後、人口が増え、この洞窟住居は、さらに奥に掘り進められたり、洞窟の前に洞窟とつながった家が建てられたり、洞窟の上に家が建てられたり、実に複雑な街並みが作られていきました。

 「サッシ」と言うと、洞窟というイメージが強いですが、洞窟の前や上などに建てられ地上部分も全てひっくるめて、「サッシ」と呼ぶそうです。

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マテーラの苦難の歴史

 マテーラは繁栄した時期もありますが、20世紀前半頃には、貧しい農民たちが洞窟住居に住むようになっていました。

 上下水道や電気の通らない原始的なサッシ住居で、大家族が、家畜とも同居していたそうです。

 マテーラの洞窟住居は貧しい南イタリアの象徴とされ、第二次大戦後には、衛生上の理由から、国から住民たちに立ち退き令が出て、1970年代には、ほぼ廃墟となりました

 1993年、マテーラのサッシ街は世界文化遺産に登録され、町に転機が訪れます。サッシ街の独特な景観を保存しようという動きが始まり、観光業を営む人々や、芸術家などが移住してきて、マテーラの旧市街は再生が始まっています。

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サッシ住居を再現した「カーサ・グロッタ」


風変わりな洞窟教会

 マテーラには、洞窟を利用したいわゆる「洞窟教会」がいくつかあり、中世に描かれたフレスコ画が残っている教会もあります。

 マテーラ以外の町ではなかなかお目にかかれない、神秘的な洞窟教会の見学もおすすめです。

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洞窟教会であるサンタ・マリア・デ・イドリス教会


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posted by limba at 21:49 | イタリア 各町の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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